十四のかだい

冬真

2008年02月22日 23:44

寒い日が来た・・・

2月14日、バレンタイン。

職場のイケメンは、チョコ専用箱を用意していて中にはすでに色とりどりの箱が入っている。

気候も寒いのに、心まで寒くなるこの季節・・・

職場では女性職員の皆様から一律にチョコの配給があるため、貰えないという事がないのがせめてもの救い。

しかし、それぞれに配られたチョコを見ると明らかな格差が見られた。

下っ端の私は、かなり細い小さめの箱。

ところが、係長、課長、部長・・・と役職があがるに比例して箱も大きくなっていく。


これが世間で言われる格差社会というものなのか?

給料が多くて、普段から良い物を食べている人のもとにはさらに栄養までも集まっている。

安い給料でお腹を空かせながら働く私の所にこそ、高カロリー食品を提供するべきではないのか?

格差の壁は社会だけでなく、会社の内部にも浸透している。

そんな時代の厳しさを感じていると、職場のセレブから

セレブ
「冬真君、これをあげるわ」


渡されたGODIVAの文字が輝く袋。


~人気チョコブランドランキング~

三位 ジャン=ポール・エヴァン


二位 ピエール マルコリーニ


一位 ゴディバ



まさか、こんな所でゴディバ様に出会えるとは!!

冬真
「ありがとうございます!!!!!」

セレブ
「ふふ、あなたには期待しているわ」


家に帰り、早速貰ったチョコを開封してみた。

バレンタインの度に自分用にチョコを大量買いするため、チョコに対する目だけは肥えている。
様々な商品を通して、袋や中身、チョコの質や数で、おおよその値段がわかるという女性に嫌われる特殊技能を身につけてしまったのです。

セレブのチョコレートを開封した瞬間

冬真
「こ、これは・・・」

職場給付義理チョコの4~5倍の価値がある事がわかった。

嗚呼、こんな高級品を貰える程愛されている俺って素敵・・・と自分に酔いながら、これに対して何を返せばいいのだろうか?と急に不安になってくる。

「あなたには期待しているわよ」

このセリフからすると、ホワイトデーはセレブを満足させるようなお返しをしなさい、という指令だったに違いない。

バレンタインデーに頂いた課題。

回答期限の3月14日まで、残り一ヶ月。


それまでに、答えを見つけ出さなければならない。

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