組踊を見てきたのです。
国立劇場おきなわでの公演なのに料金は無料。
今回の公演は、財団法人国立劇場おきなわ運営財団が育てている研修生の公演会。
生徒の授業料、成果発表の公演会ともすべて無料というのが凄い。
以前、はじめて組踊を見たとき、使う言葉は、全てうちなー口。
話のストーリーも全く知らない上、字幕もないという状態。
組踊には、ゆったりとした古典音楽が使用されるので、公演中は意識を保つのに必死。。。
不眠症の人でも、この組踊を見たら寝られるのでは??
と思うほどの、心地よい空間でございました。
あのまま意識を絶てたら、どんなに幸せだったことか。
睡魔との激しい戦いが組踊のおもひでとして焼きついたのです。
ところが、今回の公演は字幕つき!!
うちなー口も完全に理解できているのは50代以上の方だけだと話に聞くのです。
するとうちなー口だけの公演では、ほとんどの人が理解できていないはず。
字幕をつけないと、皆に楽しんでもらうことが出来ないのでしょう。
字幕付の公演を見ていると話の中身もわかり、うちなー口も言っていることがわかる。
はじめて組踊を見た!!という充実感を得ることができました。
両方見た感想としては、組踊を初めてみる時は、字幕付がお勧めです。
しかし、沖縄文化を全身で受け止めたい方や
ストーリーを自分の頭で作りたい人?は字幕なしで見るのも楽しいかもしれません。
ちなみに、その公演では三線教室に通う友人と一緒だったのですが
その方が
組踊研修生募集のポスターを発見しずーっと見続けていました。
どうもかなり興味があるらしいのですが、条件にある30歳以下という年齢の壁に断念。
しかし
友人 「冬真さんなら、まだ間に合うよ!!」
と、親の夢を子に託すように誘われました。
研修時間をみると、月~木で6時半から9時45分までの三年間。
仕事を持っていると、残業やら転勤やらでとても出席出来そうにありません。
研修生にはなれないけれでも、次の公演も見に来たいと思ったのでした。