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Posted by TI-DA at

2008年02月22日

十四のかだい

寒い日が来た・・・

2月14日、バレンタイン。

職場のイケメンは、チョコ専用箱を用意していて中にはすでに色とりどりの箱が入っている。

気候も寒いのに、心まで寒くなるこの季節・・・

職場では女性職員の皆様から一律にチョコの配給があるため、貰えないという事がないのがせめてもの救い。

しかし、それぞれに配られたチョコを見ると明らかな格差が見られた。

下っ端の私は、かなり細い小さめの箱。

ところが、係長、課長、部長・・・と役職があがるに比例して箱も大きくなっていく。


これが世間で言われる格差社会というものなのか?

給料が多くて、普段から良い物を食べている人のもとにはさらに栄養までも集まっている。

安い給料でお腹を空かせながら働く私の所にこそ、高カロリー食品を提供するべきではないのか?

格差の壁は社会だけでなく、会社の内部にも浸透している。

そんな時代の厳しさを感じていると、職場のセレブから

セレブ
「冬真君、これをあげるわ」


渡されたGODIVAの文字が輝く袋。


~人気チョコブランドランキング~

三位 ジャン=ポール・エヴァン


二位 ピエール マルコリーニ


一位 ゴディバ



まさか、こんな所でゴディバ様に出会えるとは!!

冬真
「ありがとうございます!!!!!」

セレブ
「ふふ、あなたには期待しているわ」


家に帰り、早速貰ったチョコを開封してみた。

バレンタインの度に自分用にチョコを大量買いするため、チョコに対する目だけは肥えている。
様々な商品を通して、袋や中身、チョコの質や数で、おおよその値段がわかるという女性に嫌われる特殊技能を身につけてしまったのです。

セレブのチョコレートを開封した瞬間

冬真
「こ、これは・・・」

職場給付義理チョコの4~5倍の価値がある事がわかった。

嗚呼、こんな高級品を貰える程愛されている俺って素敵・・・と自分に酔いながら、これに対して何を返せばいいのだろうか?と急に不安になってくる。

「あなたには期待しているわよ」

このセリフからすると、ホワイトデーはセレブを満足させるようなお返しをしなさい、という指令だったに違いない。

バレンタインデーに頂いた課題。

回答期限の3月14日まで、残り一ヶ月。


それまでに、答えを見つけ出さなければならない。  


Posted by 冬真 at 23:44Comments(2)

2008年02月22日

神のめぐみ

「2月6日」

東京本社より2月15日期限の緊急のデータ入力作業が発生した。


「2月7日~8日」

通常業務の合間を縫って、パソコンにひたすらデータを入力し続けた。


「2月9日~11日」(三連休)

休みを返上し、再びパソコンにひたすらデータを入力し続けた。

そのかいもあり、データ入力の九割を終えた。


「2月13日」

・・・すべてのデータを消してしまった。

思考停止。。。

時間よ戻れ。。。

これは、夢?。。。


落ち着け、落ちつくんだ冬真。

ほら、目を閉じてもう一度画面を見たら・・・


・・・消えたまま。


冬真
「思い出せ、思い出すんだーーーーー!!!!」


パソコンに必死で訴えかけてみたが、聞き入れてもらえない。



・・・助けてドラ○もん。

一応、上司にご報告。


冬真
「すいません、データを全部消してしまいました」

上司
「は?」

冬真
「いやー、間違えてしまいました。あはははは(棒読み)」

上司
「って、なんでそんなに落ちついてる?」

冬真
「まあ、仕方ないかなと」

上司
「バックアップは?」

冬真
「取り忘れてました」

上司
「今から間に合うのか」

冬真
「・・・ヤリマス」(小声)


期限まで残り2日・・・最終チェックの時間を考えると、1日で仕上げなければならない。

誰かに手伝って欲しかったが、特殊業務の為、専用パソコンは一台しかない。


人は所詮、孤独な生き物なのさ。


これは、伝説を作れるかどうかの別れ道・・・

いや、すでに伝説は出来上がっている。

1日で膨大なデータを入力した偉大な男となるか。

1日で膨大なデータを削除した迷惑な男となるか。


あとは、どちらを選ぶか・・・それだけのこと。


バイト
「お疲れさまです」

同僚
「お先に失礼します」

上司
「じゃあ、帰るけど頑張ってな」


皆が先に帰る中、1人残りひたすらキーボードを打ち続けた。


「2月14日」

カチカチ、カチカチ、とキーボードの音が響き渡る課内。

バイト
「お、おはようございます」

冬真
「ぉ・・・ょぅ」

バイト
「冬真さん、昨日自分が帰った時と全く同じ状態ですね・・・」



この日貰ったチョコレートは、神様からの褒美なのかもしれない。
  


Posted by 冬真 at 23:37Comments(2)

2008年01月29日

大人のふるまい

「プルルルルルル・・・」

扉がしまる直前でした。

迷ったんです。

いつもなら諦めていました。


でも・・・飛び込んでしまったんです。

モノレールに。。。

すると


「ガタ~ン!!」

扉に挟まれてしまいました。

哀れに思った車掌さんが扉をあけて乗せてくれました。


・・・迷惑な大人です。

そんなモノレールの車内にはいると

女子高生
「すご~い。」



・・・駄目な大人です。

男子高生
「だ、大丈夫ですか?」



・・・痛い大人です。

車内アナウンス
「閉まる直前の急な駆け込み乗車は、おやめ下さい」



・・・死にたくなりました。

乗客の視線が痛いので、次の駅で降りようかと考えたのです。

しかし、一度降りたら遅刻してしまいます。


知り合いがいないよな?・・・と車内を見渡すと職場のバイトさんを発見。

椅子に座り本を読んでいる。

冬真
「(み、見られた??)」


間に合わないモノレールに無理矢理乗り込み扉に挟まれ、平成生まれの高校生に心配されるスーツ姿のこの私(昭和生まれ)の姿を見られた?!

しかし、バイトさんはずっと本を読んでいてこちらを見る気配がない。

冬真
「(ふぅ、どうやら気付いていないようだ)」


とりあえず携帯をいじるフリをしながら、目的地に到着するのを辛抱強く待ったのです。

私は乗車口の方に立っていたので、この位置にいる限りバイトさんに気付かれるのは時間の問題。

しかし、降りる直前であれば何の問題もない。

その心構えで平静を装う準備をした。


いよいよ目的の駅に到着。

本を閉じ、乗車口に向かって歩き始めるバイトさん。

しかし、不自然なほどこちらに目線がこない。

結局、気付かないまま電車を降りてしまいました。

その後を尾行するようについて行ったのですが、声をかけるタイミングがつかめないまま職場へ到着・・・


果たして、これは気を使われたのか?

それとも、本当に気付かなかったのか??


周りの大人な振る舞いが、胸に突き刺さる・・・  


Posted by 冬真 at 18:30Comments(2)

2008年01月27日

ねんが失踪

12月に職場のバイトさんから住所を聞かれたのです。

A子
「冬真さん、怪しい事には使わないので住所を教えて下さい」

冬真
「教えてもいいけど。俺は年賀状を送らない人だから送らなくていいよ」

A子
「えぇ!!私もB子も年賀状を出すのに、冬真さんは送らないんですか?」

「人として、それでいいんですか?」(幻聴)

「この人間のクズ!!」(幻聴)

冬真
「・・・わかりました。送ります」


年下でさえ気を使って送ってくれるからには、応えなければならない。

家に帰り、パソコンで年賀状を作成しようとするが作り方がわからない。

妹を呼び

冬真
「なあ、年賀状ってどう作ればいいんだ?」


「一太郎で作れるよ」

冬真
「一太郎をどうすればいいんだ」


「まずは拡張機能を選択して、そこから、fぢqxlえんfなをぴえmc;kそwjぉだkwぺおcいwぁえいだq;うぇおんふぃvう゛ぉんbjcうあねい;いあdな;をんdlだいwな;いていあねw;っだうpくん;あうぇcぱ;でい;っ・・・・・・」

冬真
「・・・お前も立派になったな」


「は??」

冬真
「知らない間に、俺を越えていきやがって・・・」


「いや、そんなに詳しくはないんだけど」

冬真
「・・・すいません。もう一回最初から教えて下さい」


妹に頭を下げて、ペコペコしながら年賀状の作り方を習う。

一応、二十代なのだがこのまま三十代にあがってもやっていけるのだろうか?
すでに、かなりのパソコンアレルギーが出てしまっている。

二時間かけて、ようやく二通の年賀状を作り出す事に成功する。

早速ポストに投函し、なんとか今年のノルマを達成する事が出来た。


~平成二十年元日~

大量に届く両親や妹の年賀状に混じって、俺に届いた年賀状の数は片手で数えられる程・・

正月は家族が妙に優しくしてくれる。

そして、正月三が日の間、届いた年賀状の中にA子からの年賀状はなかった。  


Posted by 冬真 at 08:49Comments(2)

2007年12月22日

けん血記

職場の近くに献血所が出来たのです。

職場の話題は献血一色・・・

そんな中、他課のバイトさんが私の所へきたのです。


バイト
「冬真さん。うちの課の人を献血に誘ったですけど、みんな嫌がるんですよ。」

冬真
「まぁ、苦手な人もいるだろうね。」

バイト
「だから、冬真さんを誘いに来ました。」

冬真
「はっ??」

バイト
「冬真さんはあいつらとは違いますよね。
あいつらとは違って、男ですよね??」

冬真
「・・・ぉ、ぉぅ(小声)」

バイト
「じゃー行きましょうか。」


逃げる事も出来ず、献血へ行くことになったのです。


受付に行くと看護婦さんと一対一の楽しいトークタイム。

これまでの女性遍歴の告白から始まり、最後は海外旅行の話まで話題は多岐にのぼる。

うち解けた所で、名前と電話番号を書いた紙を渡した。

気に入ってくれたら電話がかかってくるのかもしれない。

(注、AIDS、ヤコブ病等の調査です。)


そして採血検査・・・

正直針が恐いのです。痛いのは嫌なのです。

親から貰った大切な身体を傷つけるなんて・・・

そんな事を考えていたら

看護士
「ちょっと血圧高いですね。」


と言われてしまう始末。

ここで、

看護士
「この高い血圧では、危険なのでとても献血できない!!」


と言ってくれるかな??

と期待していたのですが、言ってくれませんでした。(涙)

逆に

バイト
「冬真さん、自分は睡眠不足でダメみたいです。(笑)」

冬真
「・・・・。」




そして奥の献血専用ベッドへ。

すると再び看護婦さんが一対一でつき、世間話のはじまり・・・

夜の街では、お酒を飲みながら1対1。

昼の街では、献血しながら1対1。

看護婦さんの話によると、献血にはまり通い続けている人もなかなか多いらしい。

このキャバクラシステム

・・・いずれ看護師の指名制度もうまれるのではなかろうか?

そうなると、ホスト化した看護師が誕生する??


例1.「営業編」

冬真
「もう4週間も会ってないじゃん。そろそろ献血においでよ。」




例2.「接客編」

冬真
「今日は、成分献血にしとく、それとも200ml入れちゃう?」

提供者
「うーん、今日は400いっちゃおうかな??」

冬真
「400入りましたーー!!400コールいくよ!!」


(注、献血には種類と量がある。)



例3.「成果編」

院長
「本月のNO.1は、一万リットルを達成した「冬真」!!お前だ!!」



・・・という風に、イメージが一新されるかもしれない。


血液は不足気味、赤十字も営業努力が求められている??  


Posted by 冬真 at 12:40Comments(2)

2007年12月09日

1人DEプリキュア

ネット上には、さまざまなカリスマが存在する。

今年度、私に最も衝撃を与えたカリスマ・・・
それがアニメソングで踊るダンス集団「ゾンビーズ」なのです。

忘年会には、彼らのダンスをやりたくなりました。

選んだ曲(踊り)は「DANZEN!ふたりはプリキュアVer.MaxHeart」

「参照:ゾンビーズプリキュア」


ということで、練習するためにはCDをレンタルしなければなりません。

仕事帰りに向かったのは、近所のTSUTAYA。
アニメの聖地、秋葉原ならば堂々とレンタルする所ですが、ここ沖縄で少女アニメのCDを借りたら悪い噂が立つのは確実。

「例1.近所のおばさんに見られた場合」

近所のおばさんA
「奥さん、聞いて。三丁目の冬真さんトコの子。いい歳なのに少女漫画のCDを借りていたらしいわよ。」

近所のおばさんB
「ま!最近の若い子は、変な子が多いから。うちの子が近づかないように注意しなきゃ。」

近所のおばさんC
「そうそう、真面目そうに見える人ほど裏で何やっているか分からないから気をつけないと駄目よ。」


「例2.学校の同級生に見られた場合」

同級生A
「おう、冬真久しぶり!!何のCD借りてるの?」

冬真
「いや、たいしたCDじゃないよ。」

同級生A
「おいおい、見せてみろよ!!」

とCDを無理矢理奪われる。

同級生A
「え!・・・・と、冬真」

冬真
「いや、これは忘年会で。」

同級生A
「ん、あぁ。人はいろんな趣味があるからな。・・・悪かった。頑張れよ」


と、そんな誤解(?)をさせない為にも、レンタルは慎重にしなければならないのです。

まずはレンタルコーナーを一周し、横目でアニメコーナーを確認。そして、周りから人がいなくなるのを待つ。

時が熟し・・・人がいなくなった瞬間!!

足早にアニメコーナーに近づき

冬真
「は、ひ、ふ、プ、プリキュア!!」


と必死で探しはじめる。

しかし、簡単には見つからない。

気持ちだけが焦るが、心を落ち着けて一つずつ指先でチェックしていく。

アニメコーナーでスーツ姿の男が一枚ずつCDをチェックする姿は異様だったことでしょう。
見た人が「業界の人が市場調査しているんだ!!」と勘違いしてくれたらありがたい。

そして、苦労のかいもありようやくプリキュアのCDに辿り着く。
目当てのCDを抱え、危険地帯を早急に離脱!!

冬真
「(ふぅ~、ミッション完了)」


しかし、早くも次のミッション(レジ)が待ち受ける。
残念ながら、私にはこのCD一枚だけを持っていく勇気がない。
そこで、今流行りのCDもまとめて借りることにした。

GReeeeN 「愛唄」
SEAMO  「軌跡」
槇原敬之  「GREEN DAYS」

冬真
「(これだけ借りれば大丈夫だろう。)」


プリキュアを他のCDで挟むようにして、レジへ。
店員は何事もなく、ピッ、ピッと手続きを勧めていく。

しかし・・・

店員
「お客様。このCDには歌詞カードがついていないのですが、よろしいですか?」


と出されたCDはプリキュア。

冬真
「いや、違うんです!!・・違わないけど違うんです!!」


と妙な言葉を口走りそうになりましたが

冬真
「ぇ?えぇ構わないですよ。」(声が少し裏返る)


と平常心を装った対応をとることができました。


なんとか無事にCDレンタルに成功し、家でCDをかけながら必死のダンス特訓。


~数日後~

職場の忘年会会議の中で

冬真
「この曲をやりたい!!」


とマックスハートの音楽をかけながら、皆の前で練習の成果を披露・・





・・・却下!!!!


歌詞を見ずとも歌えるようになった、私の努力は一体?

休日も1人で踊り続けた日々が、走馬燈のように思いだされた。  


Posted by 冬真 at 17:33Comments(3)

2007年11月28日

戦場のさけび

ある日の朝、突然携帯の電話が鳴った。

田場(友人)
「冬真、今週末の日曜にアレをやるから。
 七時に○○小体育館に来い!!」

冬真
「えっ!!アレって何??」

田場
「・・・フフ!!
 運動出来る格好で来いよ。・・ガチャ!!」

冬真
「な、なんだ??(汗)」


そんな怪しげな電話を受けながら
約束の日に、とある小学校の体育館に向かったのです。

ここは友人が定期的に借りてスポーツをしている場所。
私もたまに混ざりに来ているのです。

体育館に入ると、顔見知りの人が既に10数人来ていた。

かるくストレッチをしていると
テレビやパソコン等の機材が運ばれ、設置されていく。

そこに登場した田場!!

田場
「おぉ??まだ集まり良くないなぁ。
 よし、もうちょっと揃ったらはじめよう。」

皆で円になりストレッチを続ける。

人数が30人ほど集まった所で

田場
「よし、じゃあそろそろ始めるか!!」

とテレビにDVDを映し始めた。


その画面に現れたのは


鍛えられた肉体・・・


黒い肌・・・



・・・ビリー隊長!!


突然始まるブートキャンプ!!

入隊拒否する暇もなく


「俺についてこい!!」

とばかりに煽るビリー隊長!!


・・・もうついて行くしかない。

とにかく画面を見ながら必死でついていく。

総勢30人が奇妙な運動をする怪しい光景。


体育館の半分は貸し切っているのだが

残りの半分はフットサルをしている若者達。


この怪しい集団を呆然と眺めておりました。



・・・視線が痛い。



しかし、集団でデューク更家式ウォーキングをやるよりは

まだ正常に見えるかもしれない。


そんな自己肯定をしながら、なんとかついていったのです。



・・・30分経過。


段々辛くなってくる。。。

1人だったら間違いなく

「ブチッ!!」

とリモコンで電源を消している所です。



・・・45分経過。


苦痛になればなるほど

自分が動けなくなればなるほど

周りの様子が気になるというもの。。。

周囲を見渡すと、すでに脱落者続出。


最初は規則正しい動きで皆に一体感があったのですが

今となっては


「う~!!」

「あぁ~~!!」

苦痛にあえぐ声が響く地獄絵図。。。



・・・50分経過。

音楽がスローになり、終わるような雰囲気が出てきた。

頭の中では

「終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ終われ」


かつてない程の、集中力で念じたのです。


そのかいあって


ビリー隊長
「ビクトリー!!」

の声でブートキャンプが終了。


「戦況」

全兵隊数 30人

死傷兵  15人
負傷兵  13人
残存兵   2人


・・・長い戦いが終わった。  


Posted by 冬真 at 19:36Comments(5)

2007年11月06日

せまりくる黄色

マラソン・・・それは、己の肉体を極限まで痛めつける。

そんな真性のMが集う祭典。

私はSなのか?それともMなのか?

その答えを求めて、マラソン大会に出場することになったのです。


今回出場する事になったのは、尚巴志ハーフマラソン。

私の家から車で約1時間程度かかる場所での開催です。

マラソンは朝早くから開催されるので、友人に5時半に迎えに来て貰う約束をしたのです。

友人
「5時半に起きてなかったら、置いていくから!!」


本番当日は早起きせねばならない。


しかし・・・

プルルルル・・・・と携帯の着信音が鳴ったのです。

冬真
「はい、冬真です。」

玉寄
「うっす、冬真。明日飲み会やるから、来いよ。」

冬真
「俺、明後日にマラソンだから別の日がいいな。」

玉寄
「え、お前マラソンでるの?
マラソンって炭水化物とらないといけないんだろ?」

冬真
「良く知っているね。」

玉寄
「おいおい、炭水化物といえば、ビールだろ??」

冬真
「え??まあ、炭水化物といえば炭水化物?か??」

玉寄
「ならエネルギー補給しといた方がいいんでない??
飲めば体中に力がみなぎって、マラソンなんて楽勝っすよ!!
おまけにアルコールをいれとけば、足の痛みも感じない。
それに、ランナーズハイになる前にハイになれるから余裕で完走だろ?」

冬真
「おぉ、なんかお前の言っている事が正しい気がしてきたよ。」

玉寄
「だろ??じゃーその日でよろしくー。」


~本番当日~

午前1時   帰宅

午前1時半  就寝

午前4時   起床

午前5時半  約束の時間


・・友人からの電話がない。

・・家前に来ている気配もない。

・・電話をかけても繋がらない。


「脳内選択肢」

1.タクシー
お金がかかるが、時間には間に合う。

2.バス
お金が安いが、朝早すぎて走ってない。

3.走る
無料だが、本番に間に合うか微妙。
というか、本番以上の距離を走らねばならない。

普段より機能の落ちた頭で最良の策を探している所で、携帯が鳴った。

友人
「ごめん。今から行きます!!」

冬真
「・・・よろしくお願い致します。」


「自分が迎えだったら、置いていった・・・」という言葉は飲み込んだ。


午前7時半 開場到着

午前9時  マラソンスタート


走り出すと身体がだるい・・・昨日はかなりエネルギー補給をしたのに一体どこで、漏れたのだろう。

そんな事を考えながら、時間を目一杯使った省エネ走法に切り替えることにした。

周りの多くの人に抜かれながらも、マイペースで15キロを過ぎた頃・・・

沿道の観客のほとんどが

「キャー!!!ガンバッてー!!」

と私の後方へ向かって声援を送りはじめた。

冬真
「(な、なんだ?なにがくるんだ?)」


タッタッタ・・・と近づいてくる足音。

冬真
「(ぬかれる?)」


さっそうと私の横を通りすぎた、黄色い影・・・

冬真
「ピ、ピカチュウ?!」


かなり体格の大きいネズミが、声援を受けながら走り抜けていった。

どんな人間に負けても、ネズミに負けるわけにはいかない。

ペースをあげてピカチュウを抜き返す。

人間様がポケモン風情に負けるわけにはいかないのです!!


・・・しかし、その無理が。

18キロ地点で足が止まり歩き始めた。

後は歩いてもゴール出来る!!

そんな手応えを感じていたのだが

突然、前方に見える応援の子供が


「ピカチュウ頑張ってぇー!!」

と力強く叫んだ。

冬真
「(な、なにぃ。やつはこの近くにいるのか??)」


振り返ると、人混みの中に一際目立つ黄色い影。。。

冬真
「(く、なんてしぶといやつだ!!)」


走り出そうとしたが、足が動かない。

そうこうしている間に、黄色い影が再び私を抜いていった。

冬真
「(負けられない!!)」


気力を振り絞り、再び抜き返す。

そして、歩いたら追いつかれ、追いつかれたら走り出すという、熱いバトルを繰り広げ、気がつけばゴール前。

最後はなんとか引き離し、単独でゴールする事ができた。


もしここで負けていたら、ピカチュウに負けた男として。。。

アナウンサー
「ピカチュウさんに負けた感想をどうぞ?」

「サトシさんを、偉大だと思いますか?」


という質問をされ、今後は打倒ピカチュウに生きる人生が待っていたかもしれない。


・・・憧れのポケモンマスターへの道は儚い。。。
  


Posted by 冬真 at 21:19Comments(2)

2007年10月26日

月をめしませ

空を見ると月が綺麗に輝いている。

この世のどこかにあるという伝説の光る竹を求めて・・・

世の男性が、一斉に竹藪に入るそんな季節。



満月の夜は犯罪が増えるという噂もあり

月には人を惑わす何かがある。

そんな刺激を求めて、お月見会をやることにしたのです。


月見会というからには、月が見えねばなりません。

しかし、どこの居酒屋に行っても月が見える場所が見つからない。


月が無いなら持ってくればいい!!

スキンヘッドを集めて


「Mr.ムーン決定戦!!」


を開催しようとしましたが、スキンヘッドが集まりません。


仕方ないので、一次会はとりあえず居酒屋で飲んで

その後、花火大会をやることにしたのです。

屋外であれば、月も眺められる。


その日は風がとても強い日だったので、ロウソクに火をともしても、すぐに消えてしまう。

なので


「一度ついた希望の火を絶やしてはいけない!!」


みんなの心が一つになったのです。

一本の花火に火をつけて、それを延々と繋いでいく。

オリンピックの点火リレーを越えた新競技が誕生?


希望の光を絶やさぬよう、花火を燃やし続け

1人で3,4本も抱えながら燃やしていくと


空には立派な一本の狼煙(のろし)が・・・


周りに民家が無いので、まるで助けを求めているようです。


火事と思われて通報されるかも??

そんな胸の高鳴りを覚えたのも満月のなせる技なのかもしれない。


花火は終わり、全ての花火を付属のゴミ袋に入れて片づける。

ゴミは私が持ち帰り、処分することにしたので1人駅に向かいました。

そこで、切符を買うときに気付いたのです。

駅の壁に


「不審物を発見した時は、係員へご連絡下さい」


と警告が貼られている。


私の持つゴミ袋は、小さめながらパンパンに膨らんでいて

所々花火の棒が袋を突き破っている。

そして、袋からかすかに匂う火薬臭。。。



怪しい針が飛び出た焦げた匂いのする袋=不審物



はたして電車に乗れるのか?

下手したら警察に突き出される??

そんな可能性も否定できないのですが

このゴミをそこらに捨てられるわけもないのです。

いかにしてブツを目的地まで運ぶのか。

運び屋の腕を見せる時が来たのです。


常に壁に背を向け、人の視線に注意しながら

数々のミッションに挑戦・・・。


ミッション.1  「改札~入口~」

ミッション.2  「ホーム」

ミッション.3  「電車内」

ミッション.4  「改札~出口~」

テーマソング  「スパイ大作戦」



結果は・・・



正しい行動(?)は、時として誤解をうむのかもしれない。  


Posted by 冬真 at 19:21Comments(0)

2007年10月01日

ゾンビーズ

ネットで話題のダンス集団!!

それがゾンビーズなのです。

最初にニコニコ動画で見たときも、異才を放っていたのですが

久しぶりにみると映像が綺麗になっていたり、中央の人のキレがよくなってたり(もともと?)

ついつい見続けてしまいました。

とりあえず、リーダーのマイケルなのか、江頭なのか、それを越える動きが素敵なのです。



沖縄は結婚式や、忘年会等、余興には全国一力を入れている地域なので

こういった集団を結成する土台はあると思うのですが、なかなか出てきません。

企業に関しても、ネットに発信する力が全国に比べて弱いような気がします。


もちろん発信するには、ソフトのクオリティーの高さも求められます。

その為に、沖縄各地から余興自慢を集めて


沖縄NO.1余興決定戦!!


を開催し、優秀な作品はネットで全国公開する!!

・・・そんなイベントが立ち上がってほしい。


結婚式などで笑わせてもらった作品がその一回だけで終わる。

そんなもったいない事はやってほしくないと思うのです。  


Posted by 冬真 at 19:30Comments(0)ネット

2007年09月30日

中曽根OFF

高橋孝博さんのソロプロジェクト、HALFBY(ハーフビー)

デビューシングルの「SCREW THE PLAN」のミュージックビデオがネットで話題です。

映像ではゲーム(アニメ?)の主人公が怪しい動きで街をねり歩き

周りの人々もそれにつられて一緒に歩き・・・そして増殖していく

というストーリー。

参照「少し楽しくなる動画」



それを実写化しようとして、各地で撮影会が行われました。

それが中曽根OFFです。

「中曽根」の名前の由来は、曲の一部に空耳で中曽根と聞こえる部分から来ています。


秋葉原OFFから始まり、京都OFF、大阪OFF・・・と各地に感染している最中

京都OFF2ndにて、道路を貸し切り観光名所をねり歩く姿が撮影されました。

全国各地の名所をこんな形で披露することができれば

観光地にとっては絶好のアピールになるかと思います。


沖縄も首里城や、国際通り、果てはモノレールまで感染して歩いてくれないものかな。

実際に撮影されたら、迷惑と感じるかもしれませんが。。。(汗)  


Posted by 冬真 at 23:16Comments(0)ネット

2007年09月27日

携帯ほーだい

携帯料金を抑えたかったのです。

そのため、携帯からネットには繋がず、パソコンを多用していたのです。

しかし、家のパソコンの調子がわるい!!

電源を入れてから正常に作動するために10分もかかる。

壊れるのも時間の問題・・・


そろそろ封印を解くときが来たらしい。

決意を固め、近所のドコモショップへ向かったのです。


窓口に行くと、若い女性の店員(よなは)が付いてくれた。


よなは  「今日は、どのようなご用件でご来店ですか?」

冬真   「パケホーダイに入りたいのですが。」


よなは  「パケホーダイへの加入ですね。 今月分の残り10日分に適用され

      それ以前の利用分に関しては料金が請求されますがよろしいですか?」

冬真   「いいですよ。ちなみに、適用前に請求される分はいくらかわかりますか?」


よなは  「では携帯から見られますので、ご案内致します。」


携帯画面を見ずに、私の後ろから覗いているかのように

的確な操作案内で料金画面まで導いていく・・・

そして、料金を見てみると


「現在パケット使用料金300円」

(注)パケホーダイ利用料金4095円


よなは   「300円ですか。。。 お客様、あまりネットを利用されないようですが?」

冬真    「大丈夫、もとは取るから!!」


よなは   「ではこれからたくさん使用するんですね。 頑張って下さい。」



美人に「頑張って♪」と言われたら、もう頑張るしかない。

パケホーダイ・・・よなはさんの分まで使ってやるぜ!!


これが男の店員だったら・・・


「妄想編」


窓口に行くと、若い男性の店員(よなは)が付いてくれた。


よなは    「今日は、忙しいのに何しにきたの?」

冬真     「パケホーダイに入りたいのですが。」


よなは    「パケホーダイ?? 今の時期にパケホーダイなんて頭悪いんじゃねーの?

        パケ割にしとけパケ割に! あとで料金で文句言っても俺は取り合わないよ!!」

冬真     「いいですよ。ちなみに、適用前に請求される分はいくらかわかりますか?」


よなは    「おいおい。 若いのに料金もまともに見れないのかよ。」



店員は携帯画面を見ずに、俺の後ろから覗いているかのように

的確な操作案内で料金画面まで導いていく・・・

料金を見てみると


「現在パケット使用料金300円」

(注)パケホーダイ利用料金4095円


よなは    「さ、300円?? お前さぁ~、パケホーダイ入る必要ないじゃん?」

冬真     「大丈夫、もとは取るから!!」


よなは    「はっ(笑)!!せいぜい頑張ってくださいよ。」

冬真     「(くっ!お前の給料分まで使ってやるぜ!!(怒)」


という展開になったかもしれない。


受付がよなはさん(女性)で良かったと思った1日だった。  


Posted by 冬真 at 23:29Comments(2)

2007年09月22日

冥土のせかい

出張で東京に来たのです。

せっかく東京に来たので、どこに行こうかと考えました。

先輩が携帯を機種変更したいと言うので

電化製品が安いという秋葉原へ・・・。


最近では、海外からの観光客も多く

富士、芸者、腹切り、アキバ??と呼ばれるほどの観光地。

駅前には、メイドの格好をした若い女の子がビラ配り。

沖縄では見られない光景。

通勤時に、会社の前で良くチラシ配りに会うのですが

こんな格好をされたら、こちらから進んで貰いにいくところです。



とりあえずメイドはおいといて

携帯ショップで新しい携帯への変更手続きを開始。

手続き完了までの待ち時間は、約1時間。

この残された時間の、最も有効な活用方法は??


    メイド喫茶へ行く。


ということです。

ちなみにその時のメンバーは


 冬真(20代・男性)

 T嬢(20代・女性)

 K先輩(三十路手前・男性)



の三人でございました。

ブラブラと街を歩いて、近場にあった


「@ほぉ~むカフェ」という所に入ることに。


お店はビルの中にあるのですが

看板に「まずは6階で受付をして下さい♪」との注意書き。

さっそくエレベーターで6階の受付へ行くと


メイド2人 「おかえりなさいご主人様♪」


のハモリ声・・・。


      ・・・思考停止。


今までにない新しい感情が生まれました。

気を取り直して、受付で名前を書くと


メイド 「どちらのお店に致しますか??」


詳しく聞いてみると

「メイド喫茶」「和装メイド喫茶」

いずれかが選べるようです。

和服も捨てがたいのですが、初心者?なのでとりあえず


冬真 「ふ、普通?のメイドの方で・・・」


と伝え、待合室で順番を待つことに。

待合室では、ここのメイドの歌やイメージビデオが

延々と流れ続けています。

さらにはそのCDやビデオ、生写真などが売られていて

ほとんどが完売。

どんな人が買うのだろうと受付に来る客を観察してみると

我々のようにスーツ姿でくる男性もいれば

1人で入ってくる女性も。

カップルでくる人もいれば、50代のおば様グループも。

そして受付のメイドに絡むあきらかな常連男性。

性別を問わず、幅広い年齢層が訪れているようです。



そして、私の受付番号が呼ばれました。

7階にあがり、店の扉をあけると


メイド 「お帰りなさいご主人様、お嬢様♪

          こちらへどうぞ~♪ 」



案内されるがままに席につき、メニューを見る。

なかなか面白そうなメニューの中で


冬真   「真っ黒グラタン 秘密の隠し味」

K先輩  「うさぴょんケーキ+ココア」

T嬢    「くまたんケーキ+アメリカン」



秘密の隠し味って?とドキドキしながらまつこと10分。

メイドさんが注文品を運んできてくれました。

しかし、私とK先輩の前をスルーし、T嬢の前で向かい合う。


メイド 「お嬢様、私が砂糖を入れますので

        お好みの量を言って下さいね♪ 」



と言って、砂糖+クリームを入れるサービスをはじめた!!


メイド 「では、お嬢様の為に萌え萌えダンスを

      踊りますので、ご一緒にどうぞ~」

T嬢  「は、はい???」



戸惑うT嬢に構わず、はじまるメイドのダンス!!

何やら怪しい振り付けを踊り

最後に胸の前に手でハートの形を作り


メイド   「萌え、萌え~~♪」

T嬢    「萌え、萌え~~♪」

冬真   「一緒に踊ってる!!!!」



そして、メイドは笑顔で帰っていった。

どうやらグラタンではメイドサービスが無いらしい。

私もメイドと絡めるやつを頼めばよかった(涙)

そんな悔しさを胸に、目の前の客がメイドにスパゲッティーを

混ぜて貰っているのを、うらやましく見続けることしかできません。


となりのK先輩も同じ事を考えているに違いないと思ったのですが

なにやら様子がおかしいのです。

そういえばメイド喫茶に入ってから、K先輩は一言も言語を発していない。

メイドさんがケーキを持ってきたときも

顔を上下させて、ただ頷くだけ。。。

    三十路前には刺激が強すぎた??

    (注、怪しい店ではありません)


せっかく来たので、写真の一つも撮って帰りたかったのですが

残念ながら、撮影禁止との張り紙!!


メイドにも様々な事情があり、ここで秘密に働くことで

貧しい実家を支えている人がいるかもしれない。

そんな人に言えない事情のための撮影禁止なのでしょう。

と、思ったのですが、500円払えば撮っていいようです。

メイドは所詮、金持ちしか相手にしてくれないのです。



会計をすまし


メイド 「いってらっしゃいませ御主人様、お嬢様~♪」

の声を聞きながら

       次は1人で・・・


そんな事を考えた、暑い日なのでした。  


Posted by 冬真 at 13:32Comments(2)

2007年09月17日

正義のまなざし

男子たるもの強くなくてはならない。

いつ正義の秘密結社からオファーが来ても良いように

常に身体を鍛えなければならないのです。

いつ悪の秘密結社に拉致され、改造されても良いように

常にスキを見せておかなければならないのです。


ヒーローには、1人で戦うヒーローと数人で戦う戦隊ヒーローがいます。

理想としては、美味しい所独り占めの単独ヒーローが好きなのですが

この度戦隊を組むことになったのです。


その名も

 『まったり戦隊冬真ジャー』


 「戦隊紹介」

 まったり戦隊冬真ジャーはペットの洋服を奪われた腹いせに時々死と隣り合わせでいるのだ!


 「隊員」

 夢は宇宙飛行士です 冬真レッド!

 超モテモテ 冬真ブラック!

 明日も仕事だ 冬真ブルー!

 マンゴー大好き 冬真イエロー!

 お金大好き 冬真ピンク!


 「敵」

 宿敵人食財団コプーロは気が利くぜ!


 「合体ロボ」

 名称 ゴールド冬真O
 データ 身長:42メートル 馬力:518万馬力

 各隊員マシン 冬真レッドポップ号 (モノレール)

 冬真ブラックダディ号 (レンタルチャリ)

 冬真グリーンシンガー号 (バギー)

 冬真イエローロンリー号 (バナナボート)

 冬真ピンクダディ号 (ベロタクシー)


 「合体決めゼリフ」

  ハラスメントイノベーションビンテージ!


 「テーマソング」

 <Aメロ>

 周りに卑しく自分に甘く

 1人減らすとしたら誰減らす?

 吠えろ!見せろ!老けさせろ!

 勝利のためなら罪をも犯す

 <Bメロ>

 あ・ま・や・か・せ  (たまにはいいよね : コーラス)

 こ・ま・ら・せ・ろ   (そして今夜は  : コーラス)


 <サビ>

 ”トリアエズビール” 

 勝利の為の合い言葉


 働け!冬真ジャー

 サービス残業!!冬真ジャー


 (参照:戦隊メーカー)
 

 さあ、ともに正義のために戦おう。  


Posted by 冬真 at 23:14Comments(2)ネット

2007年09月17日

組踊伝承

組踊を見てきたのです。

国立劇場おきなわでの公演なのに料金は無料。

今回の公演は、財団法人国立劇場おきなわ運営財団が育てている研修生の公演会。

生徒の授業料、成果発表の公演会ともすべて無料というのが凄い。


以前、はじめて組踊を見たとき、使う言葉は、全てうちなー口。

話のストーリーも全く知らない上、字幕もないという状態。

組踊には、ゆったりとした古典音楽が使用されるので、公演中は意識を保つのに必死。。。

不眠症の人でも、この組踊を見たら寝られるのでは??

と思うほどの、心地よい空間でございました。

あのまま意識を絶てたら、どんなに幸せだったことか。

睡魔との激しい戦いが組踊のおもひでとして焼きついたのです。



ところが、今回の公演は字幕つき!!

うちなー口も完全に理解できているのは50代以上の方だけだと話に聞くのです。

するとうちなー口だけの公演では、ほとんどの人が理解できていないはず。

字幕をつけないと、皆に楽しんでもらうことが出来ないのでしょう。

字幕付の公演を見ていると話の中身もわかり、うちなー口も言っていることがわかる。

はじめて組踊を見た!!という充実感を得ることができました。



両方見た感想としては、組踊を初めてみる時は、字幕付がお勧めです。

しかし、沖縄文化を全身で受け止めたい方や

ストーリーを自分の頭で作りたい人?は字幕なしで見るのも楽しいかもしれません。



ちなみに、その公演では三線教室に通う友人と一緒だったのですが

その方が組踊研修生募集のポスターを発見しずーっと見続けていました。

どうもかなり興味があるらしいのですが、条件にある30歳以下という年齢の壁に断念。


しかし

友人 「冬真さんなら、まだ間に合うよ!!」

と、親の夢を子に託すように誘われました。


研修時間をみると、月~木で6時半から9時45分までの三年間。

仕事を持っていると、残業やら転勤やらでとても出席出来そうにありません。

研修生にはなれないけれでも、次の公演も見に来たいと思ったのでした。  


Posted by 冬真 at 12:12Comments(2)三線

2007年09月15日

機械じかけ

Perfumeが出演しているAC公共広告機構のCM

三人の女の子の周りで、葉っぱやゴミ箱達が踊っている。

女の子達は、ロボット風に歌い、ロボットの様に踊り続ける。

・・・かなり気に入っているのです。


一時代を築いたアイドルとしては、モーニング娘がいます。

モーニング娘のピーク時には、みんながWOWWOWWOW

カラオケ行ったらWOWWOWWOW

とにかくWOWWOWWOWWOWとそんな時代でございました。

今回、このPerfumeがアイドルとしてヒットした場合・・・。

動きは全てロボットダンス!!

言葉は全て音声ガイド風に!!

そんなロボットブームが来るのかもしれない。


流行を先取りするためにも、さっそく練習を開始しなければならないのです。

まず基本は、言葉使い。

表情は常に無表情で一定の声の高さで話す。

これをマスターすれば、例えどんな嫌な上司や嫌な客にクレームをつけられたとしても


冬真  「モウシワケアリマセン」


とロボットのように感情を捨てて謝ることが可能になります。

これで心も痛みません。


移動する時も常にロボットを意識して歩くことで


「どこか身体が悪いに違いない。」


とみんなが優しくしてくれることでしょう。



そんな日に備えて、CMを見続けているのです。  


Posted by 冬真 at 14:11Comments(2)

2007年09月14日

閣下のおでまし

安部首相が辞任されました。

一部では、次の候補として麻生こと「ローゼン閣下」の人気が高いようです。

漫画・アニメ文化に詳しく国際漫画賞を創設。

外務省PR資料、「名探偵コナン「外務省を探る」」を制作。

世界コスプレサミットの外務省後援。


他の人では、やらなかっただろうと思われることをやる貴重な人物です。

次の首相は麻生・・・と予想した投資家がアニメ関連企業の株に投資したため株価上昇。

総理になった時も、独自路線を強固にいけば、新しい日本が生まれそうな気もします。

(例.1)
日本国の正装としてコスプレを採用


内閣記念撮影でも、堅いスーツをやめて大臣全員がコスプレ。
スーツなんて所詮欧米文化。奇抜な服を着ることで、外国の会議でも一際存在感が増すというものです。

(例.2)
「君が代」リニューアル。


「新君が代」(参考)

憲法を変える前に、誰も歌えない国家をなんとかしてほしいものです。
日本ブレイク工業なみの、ノリの良い子供に好かれそうな曲なら強制しなくても歌うかも?



誰が首相になるかはわかりませんが、ホリエモンなみに社会を動かすのを見てみたいものです。  


Posted by 冬真 at 22:42Comments(0)

2007年09月04日

玉ころがし

職場の風通しを良くしたいのです。

ということで、ボーリングに行こうと若手を誘ってみました。

ある程度が参加することになったのですが

当日・・・

A子 「すいません、頭が痛くて・・・・・」

B子 「すいません、お腹が痛くて・・・・」

C子 「すいません、ヒザが痛くて・・・・」

D子 「すいません、ボーリング嫌いで・・」


と連続でドタキャンされてしまったのです。


これは・・・嫌がらせか??(汗)

それとも、知らない間に私の悪い噂が広まっているのか??

いや、女性特有の

建前 「いいですね~。是非行きましょう♪」

の裏側にある

本音 (イケメン用意したら、行ってやるよ。)

の声を聞き取れなかった私が悪いのか??


行く前からそんな精神的ダメージを抱えつつ

とりあえず、6人でボーリング場へ向かったのです。


会場へ到着し、まずは肩慣らしの1ゲームを開始。

皆の成績を見ながら、チーム分けしてみたのだが


石田(男)120      冬真(男)130
宮里(女)140  VS  川園(男)140
仲本(女)100      中田(男) 90


という男女バランスが悪い結果。

バランスを取るために、女性を1人移動させようとしたが

石田先輩の目が恐い・・・


石田 「お前、わかってるだろうなぁ。」


そんな幻聴が聞こえてくる。。。

社内における秩序は、社外でも発揮されるのです。



そして、2ゲーム目開始。

するとすぐに、石田先輩が声をかけてきた。


石田 「こっちは女性2人いるんだからさぁ。

    うちが勝ったら、飯くらい奢ってもいいんじゃない?」

宮里 「えぇーいいんですかぁ??」

仲本 「ご馳走になります♪」


冬真 「えっ??まだ、何も言ってないし!!!!」



しかし縦社会の呪縛からは逃れられない。(涙)


これは負けるわけにはいかない!

ここでどっちが上かはっきりさせてやるぜ!!


と意気込んでみたものの、スコアが伸びない。

逆に石田は、性格と同じくらい?ボールを曲げて

ストライクを連発。。。


どうやら女性に囲まれると実力以上のものが出るタイプらしい。


そして、私は散った。。。


石田 「やっぱり行くなら、ハーバー(皇室御用達ホテル)だろ?」

その満面の笑みに・・・

心を殺すのは、サラリーマンの努め。


先輩からの授業料は高価なものとなった。。。(涙)
  


Posted by 冬真 at 21:44Comments(6)

2007年08月27日

餌付け禁止

職場の近くにデパートがあるのです。

よく物産展が開催されるので、その度に衝動買いです。

先日、新潟物産展が開催されたので行って参りました。

エリアに入ると、さっそく地酒コーナーで

売り子さん 「お兄さん、一杯いきませんか?」
     (注)平日昼間(休み時間中)

冬真   「今日は仕事だから。プライベートの時に是非誘ってね。」

と言い訳?をして誘惑を断ち切りました。


とりあえず、職場のお姉さま方に毎月の貢ぎ物(ノルマ?)

を用意せねばならないので、甘味所のチェックです。

すると、新潟お土産金賞受賞と書かれたお菓子を発見!!

その名も 「もちもちシュークリーム」

・・・普通のシュークリームがもちもち??

微妙に怪しい空気を感じましたが

肩書き(金賞)に弱いので、購入してしまいました。


そこに登場したのが、別の課のお姉さま方

先輩A 「あら、冬真さんいいの持ってるじゃない?」

先輩B 「おごって、おごって♪」

冬真 「えぇ!!普通、後輩からおごって貰います??」

先輩A 「こういうのはお金じゃないの!心よ!!」

先輩B 「面倒を見てくれた先輩への

      感謝の気持ちを忘れてしまったのね。」

先輩A 「冬真君、変わったわ・・・先輩、悲しい。」

冬真 「えぇ!!」


と、なんだかんだで20代半ばでカツアゲされてしまいました(涙)


そして職場用に再び「もちもちシュークリーム」を購入し

三時のおやつ時に配布した所・・・

マダム宮里  「これは、ヤバイ・・・」

冬真     「ヤ、ヤバイ?????」

マダム宮里  「ヤバイくらい、美味しい♪」


となかなか好評でした。

バイト    「冬真さん、センスありますね。」

等々、賞賛の嵐。

先に渡した、先輩方にもきっと満足して頂けた事でしょう。


しかし、次の日

マダム宮里  「旦那に美味しいお菓子を貰ったって話したら

         『うちの嫁に食べ物を与えないでくれ』

         って言っておいてくれって(笑)」

とおや     「あぁ、なるほどぉ・・・

         もう、これ以上は(体重を)与えるなと。。。」

マダム宮里  「『これ以上』は余計だ!!(怒)」



お菓子を配るときは、素敵な言葉を一緒に添えましょう。(汗)  


Posted by 冬真 at 22:04Comments(7)

2007年05月04日

三線きょうかい

沖縄にはいろんな三線関連の協会があるものです。
本島系民謡の協会をさがしてみたところ・・・

琉球民謡協会

琉球民謡保存会

沖縄民謡協会

琉球島唄協会

琉球民謡伝統協会

琉球音楽協会

琉球民謡音楽協会

沖縄民謡保存会

琉球國民謡協会会  

琉球島うた音楽協会


ついでに、古典二流派の協会をみると・・・

「野村流」

野村流音楽協会

野村流古典音楽保存会

野村流松村統絃会

野村流伝統音楽協会 

「安冨祖流」

安冨祖流絃声会

安冨祖流絃声協会


そして、八重山や宮古等の民謡も多くの協会があります。


見てみると、協会の数が多すぎて何が何やら。。。
教室に通い、ある程度上手くなると先生からコンテスト受験の誘いがあり
それを受ける時に協会に所属することになるのです。
(一部教室には入会時に協会加入を義務付ける所も・・・)

協会に所属するとコンテストを受けられたり、教師・師範免許等を頂けたりするので
目標を設定すれば、早く上手くなれるという利点があります。

しかし、普段の稽古料に、特別稽古料が加わったり
コンクールの受験料、協会の登録料や会費、衣装代、協会関連のチケット販売等
なんとお金がかかることか・・・

趣味でやる分には、協会に属さないという選択肢も有り・・・。
でも、それだとなかなか続かないのが痛いところですね。


それにしても、これだけ協会があると、どこでもいいような気がします。
いっそのこと我流で腕を磨き、自らの流派をうち立てた方が良いのかも??

      「冬真流三線研究所」  生徒募集中!!

50年後くらいには、開設できるかな?
  


Posted by 冬真 at 13:14Comments(0)三線